『ENDER LILIES』レビュー・クリア後の感想

アーリーアクセスのときから、めちゃくちゃ好評だった、このゲーム。

正式リリースにあわせて購入してみましたが、評判通りに面白かったです。

トゥルーエンディングでクリアしたので、レビューをご紹介します。

目次

ゲーム概要

タイトルENDER LILIES: Quietus of the Knights
ジャンルアクション、メトロイドヴァニア
プラットフォームSteam、Nintendo Switch
プレイ人数1人
リリース日2021年6月21日
参考価格¥ 2,728

舞台は滅びた王国「果ての国」

舞台は、突如降り始めた「死の雨」によって退廃した「果ての国」。

プレイヤーは、教会で目覚めた少女「リリィ」を操作していきます。

正直、ストーリーはよくわかんないことが多いです。

どちらかというと雰囲気重視のゲームで、ごちゃごちゃ多くを語らないスタイルだと思います。

道中に落ちてる書物などで、徐々にその一端が分かっていきます。

こういうのを読み込むとより面白いとは思うのですが、ストーリーに興味ない人はまぁ見なくてもイケますw

高難易度2Dメトロイドヴァニア

このゲームのジャンルは、アクションRPG、もしくはメトロイドヴァニアと言っていいと思います。

グラフィックは、絵本の世界に入り込んだような幻想的なタッチ。

「高難易度」ってことで紹介されていることが多いですが、めちゃくちゃ難しいわけではありません。

普段アクションゲームをやらない人は、ちょっと難しいなと思うんじゃないかな。

アクションRPG的なレベルの概念があるので、レベル上げすることで改善する場合もあります。

難易度については、人それぞれ基準が違うので、感覚を共有するのが難しいですね…。

多彩なスキルを駆使する

スキルは、全部で20種類以上あります。

ボスやミニボスを倒すとスキルを獲得できるのですが、スキルを装備することで、いろいろな攻撃ができます。

一度に装備できるスキルは3つ×2セット、合計6つです。

セットの切り替えはボタンで行えるので、最大で6つのスキルを駆使しながら戦うことになります。

スキルには、「無限に出せる通常攻撃に該当するもの」「発動回数が決まっていてクールタイムがあるもの」があります。

通常攻撃は一番使いやすいのですが、それだけだとキツい展開になるので、状況に応じていろいろなスキルを使い分けるほうが戦闘が有利になります。

良かった点

グラフィック・BGMが神

このゲームは、全体的に悲壮感が漂う暗い雰囲気です。

その雰囲気とグラフィックが合っていて、個人的にはめちゃくちゃ好み。

キャラクターデザインも良いんですよね。

主人公リリィは可愛いんだけど、それ以外の味方とかボスとかはちょっと不気味でかっこいい。

そして、BGMですよ。

ピアノやバイオリンを基調としたクラシック音楽が多いのですが、それがシーンと合ってる。

一部のボス戦では、普通なら激しい音楽を流したくなるところをあえて叙情的な音楽にしたり、センスが素晴らしい。

音楽は、音楽集団「Mili」というところが担当しているみたいで、マジでここは要チェックだと思う。

サントラを買いたくなるレベルです。(Steamで購入可能)

スキルの自由度が高い

僕が好きな「首なしの騎士(カウンター)」

どのスキルを使用するかは個性が出るので、ここが非常に面白いところです。

なお、スキルにはレベルがあるのですが、すべてのスキルをレベルアップさせることは難しい仕様になってます。

なので、自分のお気に入りのスキルを吟味して伸ばすことになります。

スキル連発で画面がカオスに…

ちなみに、僕がYoutubeで見た上手い人の動画では、セットの切り替えをしながらスキルを連続で発動していて、画面内がもうハチャメチャw

最初は何をやっているか分からないレベルでしたが、このほうが火力が出るっぽい。

僕もそれに影響されて、終盤はスキルを発動しまくる戦法に変えていきました。

デスペナルティが無い

このゲームは、特に後半の雑魚敵が強いので、死ぬことを余儀なくされます。

死んだときのペナルティですが、直近のセーブポイントに戻るだけ。

セーブポイントから死ぬまでに進行したもの(取得したアイテム、解除したギミック等)は、引き継がれます。

つまり、死んだ時点でオートセーブされて、セーブポイントの場所に戻るイメージですね。

ある程度、死にながら進めていくゲームという前提で、やや親切に設計されています。

これをヌルいと思う人もいるかもしれませんが、僕はちょうどよい塩梅だと感じました。

イマイチな点

ルート進行の説明が少ない

このゲーム、順路は決まっているのですが、順路を無視して、その先のエリアにも行けちゃいます。

というか、ルート進行に関する説明が少ないので、意図せずそうなってしまうこともあると思います。

ただ、ボス戦後に取得できる特殊アクションの関係があるので、結局は順路をたどらないといけません。

この辺りの説明の少なさを不親切に感じる人がいるかもしれません。

まあ、ダークソウルとか厳しいゲームをやっている人は、違和感ないかもしれませんが…。

また、このゲームは、マルチエンティングです。

トゥルーエンディングを見るには、あるアイテムを取得しなければいけないのですが、これもノーヒントなので大変でした。

今なら攻略サイトがあると思うので、それを見ながらやればスムーズですが、自力でコンプリートするのは大変だと思います。

プレイ動画

動画を見る前の注意

以下の動画は、ボス戦のプレイ動画です。

倒し方のネタバレを含みますので、ご注意ください。

ENDER LILIES 全ボス戦 [ノーダメージ] + エンディング

こんな人におすすめ

メトロイドヴァニアが好きな人であれば、かなりおすすめな作品です。

「悲壮感がある雰囲気が絶対に嫌!」という人は避けたほうがいいかもしれませんが、アクションゲームとして優秀だし、全体的にバランスが良い作品だと思います。

難易度は、そこそこ難しいけど頑張れば乗り切れるレベル。

ボリュームもちょうどよくて、クリアしたときにちゃんと達成感がありました。

個人的には、2021年上半期にプレイしたゲームのなかでも、トップレベルに面白い作品です。

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