ある日の某めざましテレビの占い。
今日もっとも悪い運勢の方は
ごめんなさい
かに座のあなたです
周りの人の言葉に振り回され困惑しそう
他人のことは気にせず自分の道を進んでください
でも、大丈夫
そんなかに座のツキを回復させるラッキーメニューは
ピザです
今日も元気にいってらっしゃい
散々不安を煽っといて「ピザ食え、はやく会社行け」って…。
占いとは不思議なものですね。どんなに内容がいい加減でもいっさい炎上することがない。
暗黙の了解。だれも犯すことのできない聖域。
先日、酔った勢いもあって占いを批判してしまったのですが、それが原因で同席していた女性からキレられたので、そこで得た教訓をシェアさせていただきたいと思います。
経緯
僕としては珍しいのですが、知らない人もいる割と大人数な飲み会に行ったんです。その中で知り合った女性とちょっとした口論になりました。
反省点
もうちょっと会話はあったように思えますが、ほろ酔いだったので詳細は覚えてません。
振り返ってみると僕の言い方が悪かったんだと思います。
僕としては、占いの正当性について議論したかったのですが、そこに行きつく前に終了してしまいました。
まぁ、占いを信じることは理屈じゃないから、そんなことしても仕方ないのかもしれませんが…。
反省点をまとめるとこんな感じでしょうか。
軽々に占いを批判してはいけない。
すっごい信じている人がいるので喧嘩になる。
また、「占いは詐欺」みたいな職業批判は絶対にしてはいけない。
きちんと需要と供給の関係が成立しているのだから。
僕の主張
占いの原則
僕が言いたいことは、占いの原則は「あたるも八卦当たらぬも八卦」だということです。
しかしながらちょっと前には、某占い師の「あんた死ぬわよ」に代表されるように、占いを信じないやつはダメみたいな風潮があったように思います。まるで脅迫するかのように。
また、占いじゃないけど「信じるか信じないかはあなた次第」って意味不明なこと言ってた人もいたな。
これを言わなければ、エンタメとして消化できるのに。こっちにボール投げんなって思っちゃう。
いずれにせよ、占いの価値を上げ過ぎると、占い師にとってもやりにくくなると思うんですよね。
「ま、所詮占いなんで…」くらいのノリのほうが楽でしょ。
人間は多面的
例えば、血液型によって性格をレッテリ張りされることがあります。
僕はO型なので「おおらかだけどワガママ」などと言われることがあります。
しかしながら、人間は多面的です。
状況によってはおおらかになることもあれば、厳しくなることもあります。
占いはとても短絡的。多面的である人間の可能性を狭めている気がします。
常識を持ってほしい
以前、「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」というラジオ番組に、手相で有名な島田秀平さんが出演していました。
そこで、島田さんが有吉さんに「占いはインチキ」だと終始ボロクソに批判されていました。
島田さんは元芸人なので、一部コント的なノリはあったとは思いますが、かなりスカッとさせてくれる内容でした。
ただ、その中で僕が島田さんの発言に唯一共感できたのは…
占い師は免許があるわけでもないのに「先生、先生」と呼ばれていると勘違いしてしまう。
こういうバランス感覚を保とうとしている姿には好感が持てます。
誰でもそうですが、批判も含めた評価にさらされなければ視野が狭くなってしまいます。
といっても、島田さんが自分の占いに対して「当たらないかもしれない」とその都度断りを入れているかは不明ですが、占い師にも常識的で謙虚な姿勢が必要だと思うのです。
終わりに
こういった僕の考えを占い好きな姉に話したら「あんた、めんどくさい人だね。」と一蹴されました。
生きづらい世の中です。
ジャンパイさんにもこういう趣旨のことをたまに言われるのですが、地味に傷つきます。
まぁ、まとめると、占いを嫌いな僕ですが、占いを信じている人がいるという事実は認識するべきだと思いました。
それは逆もしかりで。占いを信じない・嫌いな人がいることも事実です。
お互いの存在すら認めないぐらいに妄信的になると危険だなと思いました。
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