どうも、タカイチビイチです。
またテレビで「フューチャーする」と言い間違えている人を見ました。
1回や2回の話ではありません。頻度としては、半年に1回くらいでしょうか。こういうシーンは継続的に目にします。
廉価版を「けんかばん」と間違うレベルの根が深い問題だと思います。
フィーチャーとフューチャーの意味
まず、フィーチャーとフューチャーの意味を確認しましょう。
フィーチャーは、フィーチャリング(featuring)という使い方のほうがお馴染みかもしれません。
一方で、フューチャー(future)は、30代以上だったら「映画:バック トゥ ザ フューチャー」でお馴染みだと思います。
未来という意味なので、こらから先の希望や期待を感じさせるためか、会社名とかキャッチフレーズ、楽曲のタイトルにもよく使われています。
間違いの例
僕がテレビで見たシーンはこんな感じ。
某司会者
某芸人
この手の間違いが非常に多いです。頭良さそうにしている司会者も芸人もダブルで間違えてた。
ここでは「注目する・特集する」という意味で使っていると思うので、「フィーチャー」が正しいです。
英語ネイティブの方々からすると、「どっちにしろ本来の発音とは違うし、どうでもいい」と思われるかもしれません。
しかし、ここでは区別できてないということが問題なので、発音があっているかどうかは、ひとまず横に置いときましょう。
なぜ間違う?
ここからは僕の推測になりますが、この現象は「映画:バック トゥ ザ フューチャー」の呪いだと思っています。
この映画は、すごい影響力があったと思います。
僕は小学生のころに見たと思いますが、主人公のマーティが「ジョニー・B・グッド」を即興で演奏するシーンには目が釘付けになりました。
あれを見てギターをはじめた人は多いはずです。
そういった強烈な印象が脳裏に焼き付いて、フューチャーのほうが馴染み深くなっているんじゃないでしょうか。
それ以外でも、フューチャーは世の中にあふれています。
コーポレートスローガンにもよく使われてます。
- KDDI「Designing The Future」
- オリンパス「Your Vision, Our Future」
- 日産自動車「SHIFT_the future」
フューチャー(未来)ってポジディブなイメージの言葉だもんね。
ポジディブ病の人たちが使いたがるわけだ。
終わりに
それにしても、カタカナ英語を使いたがるってのは、日本人の特徴なのかもしれません。
自分だったらどうするだろ。
頭をよく見せたたいとか、カッコよく言いたいなどを優先させると、「フィーチャーする」を使ってしまうかもしれません。
まぁ、カタカナ英語のほうが、意味を伝えるうえで最適なこともあるので、「ケースバイケース」かもしれませんが…。
