『Astalon: 地球の涙』レビュー・クリア後の感想

Steamでリリースされた『Astalon: 地球の涙(Tears of the Earth)』を一通りクリアしたので、レビューをご紹介します。

マップとアイテムをコンプリートして、エンディングを見た後の感想を踏まえての内容です。

クリア後に開放される、別のモードとか、ボスラッシュとかもあるんですけど、たぶんもうやんない…。

目次

ゲーム概要

タイトルAstalon: 地球の涙(Tears of the Earth)
ジャンルアクション
プラットフォームSteam、PS4、Nintendo Switch、Xbox
プレイ人数1人
リリース日2021年6月3日

村の危機を救うために塔を探索

このゲームの舞台は、生き残っている人類はごくわずかという荒廃した世界。

そんな世界のある村に住む3人の冒険者が、「村の水に毒が混ざっちゃった」という危機を救うために、その発生源を探す旅に出ます。

そして、行きついたのが巨大な塔。という場面から物語が始まります。

アルガスは、ちょっと複雑な背景があるキャラです。

彼がどういう目的で行動しているかは、物語が進むにつれて明かされていきます。

ただ、あんまり和訳がよろしくないので、ストーリーには感情移入できないかも…。

3人を操るアクションゲーム

本作はサイドビューの2Dアクション。ファミコン時代の懐かしい雰囲気がするグラフィックです。

探索型のアクションゲームなのでメトロイドヴァニアの要素はあるんですが、アクションRPGっぽくもある。

メインで操作する3人の冒険者は、アルガス(魔法使い)、アリアス(剣士)、クユリ(弓)です。

それぞれ特性があるので、状況によって使い分けたほうが戦闘が有利になります。

また、行く手を阻む扉や装置には複数種類があって、このキャラじゃないと解除できないということもあります。

使用頻度は、クユリが一番多いような気がしますね。

というか、弓ゲーなんじゃないかという話も…。

死んだらステータス強化できる

このゲームの斬新なところが、死んだらステータス強化できることです。

死ぬとエピメテウスという死神がいるステージに移動して、そこでオーブを支払ってステータス強化やアイテムを購入します。

斬新と言うと聞こえは良いですが、それが素晴らしいシステムなのかはよく分かりませんw

アルガスとエピメテウスの関係性を考えると、そうなっている理由はなんとなく納得できるのですが…。

良かった点

隠し部屋がいっぱい

このゲームは、序盤から隠し部屋が多いです。

隠し部屋にあるのは、HPや攻撃力アップのアイテムがメインですが、それ以外に有益なアイテムを入手できることもあります。

というか、戦況が大きく変わるアイテムが、隠し部屋にあったりするので、そこは賛否両論あるかもしれません。

ちなみに、隠し部屋の入口は、見た目がほかと違っている場合もあるのですが、見た目では分からない場合もあります。

隠し部屋を探すのが好きな人には、楽しめる要素なんじゃないかなと思います。

イマイチな点

道中が高難易度

このゲームは、焚火で途中セーブできますが、死ぬとセーブが上書きされて、しょっぱなのスタート地点に戻ります。

なので、死んだらスタート地点から再び同じ道をたどらなければいけないのがツラいです。

あるポイントにたどり着くとショートカットできるようになるのですが、その手前で死ぬとスタート地点からやり直しです。

また、このゲームは回復タイミングも少ないので、とにかく道中が高難易度です。

ちなみに、高難易度であることは、必ずしも悪いことではありません。その分、クリアしたときの達成感が味わえるからです。

ただ、そこに理不尽さや不親切さがあると、ストレスを感じてしまいます。

個人的には、このゲームの道中は、達成感よりストレスが勝ったかなあと思います。

ちなみに、道中が高難易度な反面、ボスは弱いです。

特に、敵の中でもキーマンになっている黒騎士は、「やる気あるのか?」ってくらい弱いです。

このバランスもあんまり好きじゃないんですよね…。

アイテムの効果がよく分からない

エピメテウスから購入するアイテムなんですが、購入時に具体的な効果がよく分かりません。

なので、購入した後に「失敗した…」と後悔することも。

オーブは割とすぐ溜まるので、そこまで致命的ではないんですが、もうちょっと説明があったほうが嬉しかったです。

序盤のキャラ切り替えが面倒くさい

序盤のキャラ切り替えは好きなタイミングではできず、焚火でないとできません。

なので「解除できない扉に阻まれる⇒焚火に戻ってキャラ切り替え」などといった作業が発生します。

これがすごく無駄なことに感じられてしまい、シンプルに面倒くさいです。

キャラ切り替えシステムは他のゲームでもありますが、いつでもできるのが標準なんじゃないかなあ。

マップが不親切

このゲームのマップは、細かい情報が載ってないので、なんだったら自分でメモしないと分かんなくなります。

個人的には、不親切だと思うんですが、これはぬるま湯につかってしまった人の意見なのかな。

昔のゲームは、マップを自分で作るくらいじゃないと、攻略できませんでしたからね。

でも、少なくとも一度行った場所の情報は、もうちょっと分かりやすくしてくれると嬉しかったです。

プレイ動画

動画を見る前の注意

以下の動画は、ボス戦のプレイ動画です。

倒し方のネタバレを含みますので、ご注意ください。

Astalon: Tears of the Earth 全ボス戦 [ノーダメージ] + エンティング

こんな人におすすめ

おすすめしたい人は、特に思い当たりませんね…。

それなりに遊べたんですが、同種の他ゲームと比べて、すごく良かった点は思いつかないし、それよりイマイチな点が目立ちます。

細かいことを言えば、バグっぽい挙動(2021年6月7日現在)もあったし、和訳してる関係なのかセリフの言い回しが変なところもあったし。

そう考えると、積極的におすすめはできませんね。

でも、僕は一通り最後までプレイしてるし、ステージの雰囲気とか、嫌いじゃないんですよね。

個人的には、システムをユーザーフレンドリーにして難易度調整すれば、もっと面白くなったんじゃないかなと思います。

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