警察官はなぜタメ口なのか?

警察官は正義のヒーローにもなりえますが、一般市民を取り締まる以上は嫌われ者にもなりえます。

大変な仕事だなぁと思う一方で、僕がとても気になるのは「職務質問などで一般市民になんでタメ口で話すの?」ということです。

おそらく、警察官は普通の会社員とは感覚が違うんだと思いますが、なぜそうなってしまうのかを一部推測ではありますが考えてみます。

目次

僕の体験

僕の体験ですが、すべての警察官がタメ口で話してきたわけではありません。

20代・30代くらいの警察官は敬語で丁寧に話してくれることが多いですが、それ以上の年配の警察官はタメ口で話してくることが多いです。

僕が10代のころはなんとなく許容できましたが、社会人になっても状況は変わりません。例えば以下のようなケースです。

タメ口ポリス

自転車に乗っていたらいきなり職務質問されて…
「はい、止まって~!ちょっと防犯登録確認させて!」

タメ口ポリス

検問で…
「とりあえず、免許証出して!」

チンピラポリス

自宅に警察官がやってきて…
「ウチら、近所で起きた事件の捜査をしてるんですけどぉ~。」

まぁ、どれも許せるっちゃ許せるけど、あえてタメ口を使う理由がわかんないのです。

最後の例は、かろうじて「ですます調」ではありましたが、語尾を伸ばしたり、自分のことを「ウチら」と言ったり、チンピラみたいな話し方でした。

タメ口とは何か?

そもそもタメ口ってなんなんでしょう。これを考えるキッカケとして僕がタメ口を使う相手はあげてみましょう。

  • 家族
  • 親しい友達
  • 実家のネコ
  • 会社の後輩(人によっては敬語)

ということで、親しいもの同士であったり、対等な立場で話す場合に使うのがタメ口なのでしょう。

少なくとも僕は「他会社の人」や「その辺を歩いている赤の他人」には、年下・年上関係なくタメ口を使うことはあり得ません。

タメ口はデメリットのほうが大きいと感じるので、マナーとして当たり前のように敬語で話します。

ちなみに、例えば暴力を振るわれたりすれば、タメ口っていうか乱暴な言葉になってしまうかもしれません。ただ、それは非常時の話。

この感覚に照らし合わせると、警察官が犯罪を犯していない一般市民にタメ口を使うことは違和感ありまくりなのです。

警察官がタメ口を使う理由(推測)

フレンドリーさを演出

親しいもの同士がタメ口を使うと述べましたが、警察官がフレンドリーさを演出するためにタメ口を使っているのかもしれません。

タメ口のほうが家族のように親身になって話を聞けるのだと。そういう成功体験があるのかもしれません。

威圧感を与える

フレンドリーでは生ぬるい。威圧感を与えるためかもしれません。

警察官はときに権力を行使して、犯罪者を取り締まらなければなりません。荒っぽい人もいるのでしょう。

そういうシビアなコミュニケーションではタメ口のほうが威圧感を与えられます。

すべての市民を犯罪者予備軍として見れば、最初からタメ口で接したほうが仕事がやりやすいのかもしれません。

話は変わりますが、とある会社に就職面接に行ったときに、面接相手の役員が思いっきりタメ口のときがありましたね。

パワハラ役員

「君、なんでウチに入りたいの?」
「君、そんなことも知らないの?」
「(明らかに嫌味で)君、真面目だねぇ。」

当時僕は若造だったから仕方がないのかもしれませんが、圧迫面接をしてもその人の本心は引き出せないと思うんですよね。

これは、タメ口とか敬語とかっていうよりは、聞き方の問題。

任意協力である職務質問はある種の交渉だと思いますが、そういう意味でも上から目線でマウンティングするタメ口は良くありません。

交渉とはなにか?ぜひ「北風と太陽」という童話を思い出してほしいです。

注意されない

僕は1度、警察官に「純粋に知りたいんですけど、なんでタメ口なんですか?」と勇気を出して聞いたことがあります。

大変びっくりされて、「ああ、ごめんね」とタメ口で言っていました。

たぶん、そんなことは滅多に注意されないんでしょうね。注意されなければ、直らないのは当然。悪いと思ってないんですから。

また、警察官はサービス業ではありません。仮に注意されたとしても、それを直す必要性を感じないのかも。

「ウチらにはウチらのやり方がある」みたいな独自の考えを持っていそうです。

余談ですが、僕が対峙した警察官は一人称を「ウチら」と言うことが多かったです。

これも僕の感覚からすると、ありえません。ビジネスの場でウチらなんて言ったら、印象を悪くする可能性大です。

アメ役とムチ役がいる?

警察官って複数人で職務質問してくることがありますが、もしかしたらアメ役(敬語で丁寧)とムチ役(タメ口で横暴)がいるのかもしれません。

先の「北風と太陽」の例でも、北風がいるから太陽の良さが際立つとも言えます。

確かに僕の体験でも、若い警察官が敬語で丁寧に話すのに対して、横から年配の警察官がタメ口で茶々を入れてくるっていうことがありました。

自然とそうなっているのかもしれませんが、これを計算ずくでやってたらすごいですね。

終わりに

以前に、警察官の友達がいるという人に聞いたことがあるのですが、警察官は特にタメ口で職務質問しろとは教育されていないようです。

むしろ、TPOを意識して礼節をもって対応しろと言われているとか。本当かどうかは分かりませんが、確かに礼儀正しい人もいらっしゃいます。

でも、警察官は人によってサービス品質にバラつきがあります。まぁ、サービス業じゃないから当たり前なのかな。

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