先日、ジャンパイさんとゲームしているときに、ムカつくカタカナ英語の話になりました。ここでいうカタカナ英語とは、日本人が日常会話で使う英単語って意味です。
なぜムカつくのかという理由はそれぞれあるのですが、だいたい以下の3つがポイントになります。
- 意味が分からないよ、それって広く認知されてる言葉?
- 代替できる簡単な日本語があるのに知識をひけらかしやがって。
- 嫌いなやつが言っているので、とにかくいや。
最後の理由は完全に個人的な感情論なのですが、まぁ、そういうことってありますよね?ってことで、これらを基準にして嫌いなカタカナ英語を選んでみました。
エビデンス
ジャンパイさんと話していて、最初に出てきたのがこの単語。「エビデンスをちゃんと残したか?」とよく上司に言われます。「証拠、根拠」という意味みたいですが、「コンキョ」の方が文字数が少なくて言いやすいと思います。
最初は「海老」を連想させるので美味しそうと思ってたのですが、明らかに乱用されているので嫌になってきました。ちなみに、僕は「濁音言いたくなる説」を提唱しているのですが、この単語もそういう傾向があるんじゃないかと思ってます。
ステークホルダー
企業が不祥事を起こすと会見で「ステークホルダーの皆さんには大変申し訳なく思っています。」みたいなことを言うのですが、意味が分かりません。
ステークホルダーの意味を調べてみると「企業・行政・NPO等の利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者」だそうです。僕には対象をぼやかすための便利な言葉にしか聞こえません。
マネジメント
これは僕が嫌いな上司がよく言うので選びました。皮肉なことに当該上司は全くマネジメントできてません。いくらドラッカーの本でマネジメントを学んでも、後輩に飯をおごらないようではダメだと思います。
マネジメント能力は、飯をおごるか・おごらないかで全てが決まります。僕は飯さえおごってくれれば、だいたい言うことを聞きます。
リテラシー
僕はそこまで嫌じゃないのですが、ジャンパイさんが嫌いな先輩がよく使うので是非とも選んでくれとのことでした。
意味は「与えられた材料から必要な情報を引き出し活用する能力」みたいです。う~ん、日本語にするとよく分からんな。まぁ、普通に生活していれば、まず言わない単語ですね。
フィーチャー
これは、なぜか芸人さんが言っている場面をよく見かけます。そんで「フューチャー」とよく間違えてるし。フィーチャーの意味は「容貌、特徴づけること、(雑誌などの)特集記事」です。楽曲のタイトルなどに「フィーチャリング(featuring)」として使われることもありますね。
なぜ、「フューチャー」と間違えがちなのかはわかりませんが、「フィ」も「フュ」も非常に言いづらいです。もともと日本語にはない発音なのかな。無理して使わない方が良いと思います。
ガバナンス
なんだろ。この単語は僕が生理的に嫌いです。「ガバナンスの欠如」とか、うるせぇって思っちゃいます。意味は「統治、管理、支配」です。これ、日本語で言った方が分かりやすいでしょ。
ところで、今思いつきましたが「エビデンス・ガバナンス」というお笑いコンビ名で、意識高い系の漫才をするのはどうでしょう。
ファクト
意味は「事実」です。テレビでコメンテーターの方々がよく使ってます。「ファクトをベースにして結論を導き出すべきだ!」とか。
「事実に基づいて結論を導き出すべきだ!」の方が分かりやすいと思うんですけども…。
レガシー
この単語は東京オリンピック関連でよく聞くようになりました。どうやら「アクション&レガシープラン」という謎の計画が進んでいるようです。
東京2020大会は、単に2020年に東京で行われるスポーツの大会としてだけでなく、2020年以降も含め、日本や世界全体に対し、スポーツ以外も含めた様々な分野でポジティブなレガシーを残す大会として成功させなければいけません。
~中略~
各ステークホルダーがアクション&レガシープランに基づき、それぞれのアクションを推進し、大会運営を成功させた暁には、東京2020大会のレガシーが様々な分野で継承されることになります。
まるで当てつけのように「ステークホルダー」も使われてますね。レガシーの意味は「遺産」です。とても言いやすくて意味も明快。なぜ「遺産」じゃダメなんでしょうか?
終わりに
偉そうに書いてきましたが、過去の記事を見ると僕もよく分からないカタカナ英語を使っているので、自分も気を付けなければいけないと思いました。必要以上にこういう単語を使うのは良くないですからね。
また、最近は小池都知事が「ソリューション」「サステナブル」「ワイズスペンディング」など召喚魔法のようなカタカナ英語を使っているので大変注目しています。
コメント