僕はウォン・カーウァイ監督の映画が好きです。どうも、タカイチビイチです。
大別すればラブストーリーが多いんだけど、全体的にストーリーは分かりやすいとは言えません。もしかしたらストーリーとかたいして考えてない可能性もある…。
でも、映像と音楽が素晴らしいんです。雰囲気モノが好きな方は、ハマると思いますよ。
そんなウォン・カーウァイ監督の映画で、僕が好きな5作品を紹介します。
核心部分はネタバレしないように感想を書きますが、ちょっとはネタバレするかもしれないのでご了承ください。
花様年華
- 製作年:2000年
- 上映時間:98分
- 主演:トニー・レオン、マギー・チャン、スー・ピンラン、レベッカ・パン
同じマンションに住んでいる既婚者同士の大人のラブストーリー。
ただ、単純な不倫の話ではないので、多少はひねっている印象です。
でも、僕からしたらトニー・レオンを見る映画だと思ってます。
ポマードびっちりな髪型にスーツ。タバコをふかす仕草がカッコ良すぎる。
あと、ラストの舞台がなぜかアンコールワットなんですが、それが今でもよくわからないw
天使の涙
- 製作年:1995年
- 上映時間:96分
- 主演:レオン・ライ、ミッシェル・リー、金城武、チャーリー・ヤン、カレン・モク
僕が初めて見たウォン・カーウァイ作品がこれ。友達がレンタルしてきて家で見たんですけど、「すげぇ」って思いました。
タバコを吸い始めたのも、この映画がキッカケだったかもしれません。(今はやめたけど…)
一言でいえば、金城武をはじめとする男女5人が、ふとしたきっかけで出会ったり別れたりする映画です。
レオン・ライが演じる殺し屋のストーリーからはじまるのですが、いくつかのショートムービーを繋ぎ合わせて作ってるような映画です。
見どころはコマ落としで展開されるアクションシーン。めちゃくちゃカッコ良いです。
コマ落としはウォン・カーウァイ映画でよく使われるんだけど、激しいシーンだとスピード感が出るんですよね。
さらに、エンディングで流れる「Flying Pickets – Only You」が切なすぎてもう…。CD買いました。
恋する惑星
- 製作年:1994年
- 上映時間:101分
- 主演:トニー・レオン、フェイ・ウォン、ブリジット・リン、金城武
たぶん、これがウォン・カーウァイ映画で一番有名だと思います。
ブリジット・リン × 金城武、そしてトニー・レオン × フェイ・ウォンで展開していくラブストーリー。
なんといっても、ボーイッシュなショートカットのフェイ・ウォンが可愛すぎる。
劇中でやってることは結構ハチャメチャで不思議ちゃんなんだけど、可愛いから許すって感じw
音楽も良くて、「フェイ・ウォン – 夢中人」の高揚感はハンパないし、「ママス&パパス – 夢のカリフォルニア」は切ない曲調なんだけどなぜか元気が出ます。
欲望の翼
- 製作年:1990年
- 上映時間:97分
- 主演:レスリー・チャン、カリーナ・ラウ、マギー・チャン、ジャッキー・チュン
これは、レスリー・チャンがカッコいいラブストーリーですね。
すごいキザだし、女性からしたらヒドイ男だと思うんだけど、台詞がいちいちカッコいい。
1960年4月16日 3時前の1分間 君は俺といた この1分間を忘れない これは否定できない事実だ もう後戻りはできない 明日また来る
脚の無い鳥がいるそうだ 疲れたら風の中で眠り 地上に降りるのは死ぬ時だけだ
それと、むっとする暑さと湿気を感じさせる描写が多々あります。
それがラテン音楽とあわさって、独特のエロティックな雰囲気を醸し出してます。
ブエノスアイレス
- 製作年:1997年
- 上映時間:98分
- 主演:レスリー・チャン、トニー・レオン、チャン・チェン
実は、これが一番好きな映画なんですが、今まで誰も共感してくれたことはありませんw
南米ブエノスアイレスを舞台にして、ゲイのカップルがくっついたり離れたりするというストーリー。
哀愁が漂うバンドネオンの音色と映像がハマりまくってます。
あとは「フランク・ザッパ – チャンガの復讐」ですね。この曲が流れるシーンは何度見ても好き。
エンディングには「Happy Together」という曲が流れるんですが、これが「まぁいろいろあったけど頑張りますか」って気分にさせてくれます。
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