僕は昔、パチンコ(パチスロも含む)にハマってしまいました。給料の大半をパチンコに費やし、当然ながら負けまくっていました。
やめたいと思ってもやめられない。ギャンブルには依存性があるのです。あ、ちなみにパチンコは法律上、ギャンブルではありません。遊戯です。
ただ、三店方式といって、パチンコ玉⇒特殊景品⇒現金に交換する仕組みが黙認されているため、事実上はギャンブルなのです。
今現在、僕はパチンコをやめることができましたが、いろんな方法を試して挫折してきました。その一部始終をご紹介します。
低貸しへ移行
いつ頃からか忘れましたが、パチンコに低貸しというものができました。通常よりレートが低いパチンコです。勝ち額も少ないが負け額も少ない。
結局パチンコをやめられない僕は、ひとまず低貸しに移行しましたが、これは根本的な解決にはなりませんでした。むしろ「低貸しだからどんどんいっちゃえ!」みたいにタガが外れて、結果的にパチンコ屋にいく頻度も多くなってしまいました。
他の趣味を探す
パチンコしてる時間を他の趣味にあてる。ゲームをやったり楽器をやったりしましたが、やっぱり何か違うんです。
パチンコで興奮状態になることを「脳汁が出る」と表現します。ほとばしる脳内麻薬。ギャンブルで得られる快感は代替できません。
結局、ゲームを買うくらいだったら、その金でパチンコしたほうが…という思考になってしまいました。
警察官に説教される
これはイレギュラーな出来事ですが、パチンコ屋で開店待ちしてるときに警察官から「こんなところで待ってるなんて寂しい人生だな」と説教されたことがあります。
警察官との思い出を語ってみるその出来事により、半年くらいパチンコに行かなくなりました。なんていうか、冷めちゃった…。
まぁそこからまた復活したんですけどね。惜しかったんですよ、このときは。でも、この経験は後に若干ながら生きることになります。
自分に手紙を書く
ある日、パチンコで負けたときに今の気持ちを手紙に書こうと思いました。
どうも、僕です。僕は今、最高に気分が悪いです。
なぜかって?ご存知の通りPで4万負けたからです。
まさか、あなた、またPに行くのですか?
そして、また負けるのですか?
時間を浪費するのですか?
思い出してください。負けた帰り道のことを。
切なくて、情けなくて、どうしようもなくて。
ミュージシャンになる夢は諦めたのですか?
Pに行くなら楽器を練習しなさい。
あなたが賢明な判断をしてくれることを切に願っています。
太文字でデカデカと書いた紙を玄関のドアに貼り付けておきました。家から出るときには必ず見ることになります。これで、かなりのストッパーになりました。
ちなみに、なぜ「パチンコ=P」と表現したかというと、パチンコという文字列を見るだけで脳汁が出そうになるからです。パチンコへの依存度が増すと、そうなってしまうのです。
このときの僕に返事を書くのであればこんな感じでしょう。
ありがとう。
おかげでパチンコをやめることができました。
なお、ミュージシャンになる夢は諦めました。
今はゲームを頑張ってやってます。
パチンコ業界の闇を知る
最後のダメ押しとして、パチンコの闇を題材にした本を読みました。そこにはパチンコ業界の構造的な問題が解説されていました。すべて本当かどうかは分かりませんが、それなりに説得力がありましたよ。
特に警察とパチンコ業界の関係はエグい。以前に説教された警察官への不信感もプラスされて、この業界にお金を落とすのはちょっと嫌だなと思うようになりました。
これで僕はパチンコをやめることができました。もう5年は行ってません。
闇金ウシジマくんを見る
真鍋昌平の漫画「闇金ウシジマくん」は、ドラマや映画にもなった人気作品です。
この作品は、お金をに群がる人間たちの群像劇を描いているのですが、パチンコ・パチスロのシーンが頻繁にあります。
しかも、パチンコのためにお金を借りるというギャンブル依存症の姿。
パチンコが人生転落のきっかけとして描かれているので、ウシジマくんを見ているといろいろと考えさせられます。
終わりに
パチンコを全否定はしません。上手に付き合えば、よい息抜きにもなるのでしょう。実際、健全に楽しんでる方もいらっしゃると思います。
しかし、僕は生活に支障がでる危険性もあったので何としてもやめたかったんです。これでまた再開したら…、もう困っちゃうよ。
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