HSV321の使い方:Mac対応の激安キャプチャボードのレビュー

どうも、タカイチビイチです。

僕は今までAVerMediaのAVT-C875というキャプチャボードを使用してきた。

ただ、1080p/60fps録画に対応していないなど、不満が出てきたので最近買い換えました。

買ったのは、HSV321という海外メーカーの製品です。

同等スペックの他社製品と比べて2/3くらいの値段なので、ちょっと怪しいと感じていたのですが、実際に使ってみたらむしろ使いやすかったので、かなりおすすめです。

目次

HSV321の基本仕様

HSV321の基本仕様は、以下の通りです。

ポイントなのは、「1080p/60fps録画に対応してる」「HDCP対応なのでHDMI経由でPS3の録画もできる」ことですね。

入力の最高解像 1080p/60fps
録画の最高解像 1080p/60fps
入力ポート HDMIポート
出力ポート(パススルー) HDMIポート
PCとの接続 USB3.0、USB2.0
サポートOS Windows7/8/10、Mac OS(10.8以上)、Linux
サイズ 95mm×63mm×22mm(L×W×H)
その他機能 HDCP対応

なお、HSV321は、「OBS」「Potplayer」「XSplit」などの録画・配信ソフトウェアで使用することができます。

このHSV321という製品は、Mirabox、Basicolor、TreasLinなど複数のメーカー名で販売されていますが、おそらくどれも同じ製品だと思われます。

HSV321の外観・付属品

HSV321

HSV321の外箱です。

HSV321

HSV321は、実際に見るとかなり小型でコンパクトです。

本体には、USBポート、INポート(HDMI)、OUTポート(HDMI)の3つのポートがあります。

HSV321

本体以外の付属品は、USBケーブルと日本語説明書のみです。

HDMIケーブルは付属していないので、別途購入する必要があります。

HSV321の使い方・接続方法

HSV321

HSV321の使い方・接続方法は、めちゃくちゃ簡単です。

  1. HSV321をUSBケーブルでPCに接続する
  2. INポートにHDMIケーブルでゲーム機を接続する
  3. (パススルーする場合)OUTポートにHDMIケーブルでモニターを接続する
  4. OBSなどの録画・配信ソフトウェアを起動してHSV321を設定する

なお、HSV321は、特にドライバをインストールする必要はなく、USBケーブルでPCに接続すればそれだけで動作します。

僕は、WindowsPC(win10)とMacBook(macOS 10.13)で試しましたが、問題なく動作しました。

USB2.0でも動く?

HSV321の出力ポートはUSB3.0対応ですが、僕が試した限りではUSB2.0ポートに接続しても動作しました。

ただし、USB2.0は伝送速度が遅いので、高画質録画の場合は遅延したり上手く動作しない可能性があります。

また、高画質録画にはある程度のPCスペックも必要です。

Amazonの商品ページにも以下の記述がありますので、注意が必要です。

1080Pの画像品質と低レイテンシを実現するには、デバイスが次の基準を満たしている必要があります

  • PC:第4世代クアッドコアIntel Core i5 CPU(またはそれ以上)
  • PC:Intel HDまたはNVIDIA GeForce GTX 600シリーズグラフィックス(またはそれ以上)
  • 4 GB RAM、内蔵USB 3.0ポート
  • 信号源は1080P60Hz出力をサポートします

Amazon商品ページ

HSV321のレビュー

HSV321

HSV321の録画画質について

HSV321は1080p/60fps録画に対応ということで、滑らか&高画質で録画ができます。

ただ、僕の環境では、元々の映像と録画後の映像で、若干色合いが異なるように見えます。

必要に応じて、録画・配信ソフトウェアで色合いや明るさを調整したほうがよいかもしれません。

HSV321の遅延・音ズレについて

僕の環境だと、HSV321をUSB3.0接続で試した限りでは、遅延・音ズレは感じませんでした。

ただ、録画・配信ソフトウェアによっては、少し設定を調整しないとダメかもしれません。

僕が使っているOBSでは、マニュアル通りの設定ではダメだったので調整しました。(詳細の設定方法は後述)

もし、遅延・音ズレが気になるようであれば、パススルー出力することをおすすめします。

HSV321のOUTポートをHDMIケーブルでモニターと接続すれば、遅延は一切発生しません。

別途モニターが必要なのがネックですが、シビアな操作が求められるアクションゲームなどは、パススルー出力でモニタリングしたほうが安全かもしれません。

HSV321はMacで使える?

僕はMacBookを使ってますが、問題なくHSV321が使えます。

なお、ソフトウェアはOBS Studio(Mac版)を使っていますが、Windows版と同様の設定方法で問題ありません。

HSV321とOBS Studioの設定

注意事項

  • Windows版での設定手順です。ただ、Mac版でも設定イメージは、ほぼ同じです。
  • パススルー出力は使用せず、OBSの画面を見ながらゲームをプレイ&録画することを前提にしています。
  • HSV321付属の説明書にもOBSの設定手順が記載されています。ただ、僕が試した限りでは、その手順だと遅延・音ズレが発生したので、それを回避するために若干異なる手順を紹介しています。


STEP.1
映像キャプチャデバイス追加

OBS Studio

ソースの「+」をクリックして、「映像キャプチャデバイス」をクリックします。

OBS Studio

ソースを作成/選択画面で「OK」をクリックします。

OBS Studio

プロパティ画面で以下のように設定して、「OK」をクリックします。

  • デバイス:MiraBox Video Captureを選択
  • 解像度/FPSタイプ:カスタム(デバイスの規定値でもたぶん動く)
  • 解像度:任意の解像度
  • FPS:任意のFPS
  • 音声出力モード:デスクトップ音声出力(WaveOut)


STEP.2
音声入力キャプチャ追加

OBS Studio

ソースの「+」をクリックして、「音声入力キャプチャ」をクリックします。

OBS Studio

ソースを作成/選択画面で「OK」をクリックします。

OBS Studio

プロパティ画面で、デバイスに「デジタルオーディオインターフェイス(MiraBox Video Capture)」を選択し、「OK」をクリックします。


STEP.3
オーディオの詳細プロパティ

OBS Studio

上部メニューの「編集」⇒「オーディオの詳細プロパティ」をクリックします。

OBS Studio

プロパティ画面で、音声入力キャプチャの音声モニタリングを「モニターと出力」にして、「閉じる」をクリックします。


まとめ

  • SHSV321はコスパが良いキャプチャボード
  • OBS Studioなどを使ってWindowsでもMacでも録画できる
  • 録画画質は問題ないが、好みで色合いの調整をしたほうが良いかも
  • USB3.0で接続すれば、遅延・音ズレはほぼ感じなかった
  • パススルー出力すれば、遅延・音ズレは起こらない

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