「MacBookでゲーム実況がしたい!」
「Macでも使えるキャプチャボードは?」
今更ながらゲーム実況しようと思っています。どうも、タカイチビイチです。
それで、僕の持っているPCは古めのMacBookなのですが、あんまりやってる人がいないんですよねぇ。
特にキャプチャボードは、Mac対応の製品というと限られている印象があります。
ってことで、今回は、MacBookを前提にしてキャプチャボードを選んでみました。
僕のMacBook
- CPU:Intel Core i7-2760QM
- メモリ:8GB
- USB2.0ポート×2基
僕が使っているMACは、2020年5月現在ではかなり型落ちになってしまったMacBookです。
CPUが「Intel Core i7シリーズの第2世代」のやつなんですが、今ではそこそこ古いです。
製品選びのチェックポイント
キャプチャボードを選ぶにあたって、知っておいた方が良いチェックポイントをご紹介します。
対応OS
やっぱりWindows対応の製品のほうが多いのですが、2020年5月現在ではMacOS対応の製品もかなり見かけるようになりました。
なお、この記事ではタイトル通り、MacOSに対応している製品を中心にピックアップします。
厳密にはMacOSでもBootCampっていう機能でWindowsが起動できるんですけど、ライセンスを買わなきゃいけないんで、やっぱMacOSを基本にします。
PCへの接続方法
デスクトップPCの場合は内蔵タイプの製品もありますが、USB接続の製品のほうが手軽に導入できますね。
まぁ、ノートPCの場合は必然的にUSB接続になると思います。
USB2.0/USB3.0のどちらに対応しているかがポイントなので、使用するPCに合ったものを選びましょう。
ちなみにUSB3.0対応の製品だと、1080p/60fps対応だったり、遅延が少ない傾向があるので、PCが対応しているならUSB3.0を使いたいですね。
対応ゲーム機
だいたいのキャプチャボードには、コンポジット端子かHDMI端子がついています。
どの端子がついているかで、対応ゲーム機が異なります。
- PS2、PS3 など⇒ 基本的にコンポジット端子で接続(一部の製品はHDMIでも接続可能)
- PS4、Xbox、Switch など⇒ 基本的にHDMIで接続
僕は、今でもPS3をゲーム実況することが多いので、PS3を録画できることを必須条件にします。
なお、PS4やSwitchなどのHDMIで接続するゲーム機は、新しいキャプチャボードだったらだいたい対応してますね。
エンコード方法
エンコードの方法は、ハードウェアエンコードとソフトウェアエンコードのおおきく2種類があります。
PCの性能が十分であれば、ソフトウェアエンコードでも特に問題ないと思います。
録画品質
録画品質のポイントになるのは、1080p/60fpsの解像度で録画できるかどうかです。ここが性能の壁になっています。
PS3などの古いゲームを録画するなら、1080p/60fpsは特に必要ないです。そもそもPS3は、60fpsで作られているゲーム自体が少ないですからね。
また、そんなに動きが激しくないゲームだったら1080p/30fpsでも特に違和感はないと思います。
ただ、最近のゲームは1080p/60fpsが基本になっているので、滑らかな映像を録画したいのであれば対応していた方がいいですね。
パススルー出力の有無
前述のとおり、ハードウェアエンコードだと遅延が出てしまいます。
また、ソフトウェアエンコードでも多少の遅延が出る可能性はあります。
遅延があるとゲーム実況していてかなり違和感があります。特にFPSなどのアクション性が高いゲームは、プレイに支障が出てきます。
それを回避するには、パススルー機能を持ったキャプチャボードを選ぶ必要があります。
パススルー機能とは、ゲームの映像をPCに出力するとともに、HDMIなどでモニター出力する機能です。
パススルー機能で出力された映像は遅延がありませんので、ストレスなくゲームをプレイできます。
Mac対応キャプチャボードの選び方
Mac対応キャプチャボードの製品一覧
Mac対応になっている製品を一覧にしてみました。
MacBookで使うことを前提にしているので、USBなどで外付けするタイプを選んでいます。
他にもあると思いますが、とりあえず有名どころで僕が調べた限りではこんなもんです。
(2020年5月1日追記)当初紹介していた一部の製品が生産終了になったため、新たにMac対応の製品を追加しました。
HSV321 | HDMIキャプチャーボード | GC311 | GC553 | Game Capture HD60 S | メーカー | TreasLin | ALTENG | AVerMedia | AVerMedia | Elgato |
---|---|---|---|---|---|
PC接続方法 | USB3.0 | USB3.0 | USB2.0 | USB3.1 | USB3.0 |
ビデオ入力方法 | HDMI | HDMI | HDMI | HDMI | HDMI |
対応ゲーム機例 | PS3,PS4,WiiU, XboxOne,Xbox360,Switch |
PS3,PS4,WiiU, XboxOne,Xbox360,Switch |
PS4,WiiU, XboxOne,Xbox360,Switch |
PS4,WiiU, XboxOne,Xbox360,Switch |
PS4,WiiU, XboxOne,Xbox360,Switch |
エンコード方法 | ソフトウェア | ソフトウェア | ハードウェア | ソフトウェア | ソフトウェア |
1080p/60fps録画 | ○ | ○ | ○ | ○(4K対応) | ○ |
パススルー出力 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 参考価格 | ¥11,000 | ¥11,000 | ¥21,000 | ¥32,000 | ¥20,000 |
PS3をHDMIで接続した場合HDCPがかかっているので、基本的に録画できません。
ただ、製品によってPS3でも録画可能になっています。
AVT-C875 | AVT-C878 | CV710 | Game Capture HD60 | |
メーカー | AVerMedia | AVerMedia | AVerMedia | Elgato | PC接続方法 | USB2.0 | USB2.0 | USB3.0 | USB2.0 |
ビデオ入力方法 | コンポーネント,HDMI | HDMI | コンポーネント,HDMI | HDMI |
対応ゲーム機例 | PSP,PS2,PS3,PS4,WiiU,XboxOne,Xbox360 | PS4,WiiU,XboxOne,Xbox360 | PSP,PS2,PS3,PS4,WiiU,XboxOne,Xbox360 | PS4,WiiU,XboxOne,Xbox360 |
エンコード方法 | ハードウェア | ハードウェア | ソフトウェア | ハードウェア |
1080p/60fps録画 | × | ○ | ○ | ○ |
パススルー出力 | ○ | ○ | × | ○ | 参考価格 | 生産終了 | 生産終了 | 生産終了 | 生産終了 |
Mac対応キャプチャボードのおすすめはどれ?
コスパで選ぶならHSV321などの低価格帯の製品がおすすめです。
僕はこれまでAVerMediaのAVT-C875を使っていましたが、HSV321に買い換えました。
1080p/60fps録画に対応しているのに、1万円台で激安。標準機能としてPS3が録画できるというのも個人的には嬉しいです。
ちょっとメーカーが怪しいのですが、Amazonのレビューも悪くないし、機能的には十分使えています。
このHSV321という製品は、Mirabox、Basicolor、TreasLinなど複数のメーカー名で販売されていますが、おそらくどれも同じ製品だと思われます。
人気や信頼性で選ぶならElgatoやAVerMediaの製品が、おすすめです。
これらの製品は、いろんな実況者さんが使っているので、ネット上にレビューやトラブルシューティングが豊富にあります。
AVT-C875のレビュー
AVT-C875を選んだ理由
僕が最初に購入したのがAVerMediaのAVT-C875です。
僕のMacBookがUSB2.0しか搭載してないこと、PS3を録画することを考慮して、この結論に至りました。
1080p/60fps録画に対応してないのは残念ですが、PS3の録画をメインにするならこれでもいいかなと妥協しました。
以下の記事で紹介しているAVT-C875は、2019年1月末をもって生産終了になりました。
Amazonなどを確認すると、在庫品や中古品を売ってたりするのですが、高額になっていることもあります。
今ならほかの製品を購入することをおすすめします。
AVT-C875を使ってみた感想
付属品はこんな感じ
付属のHDMIケーブルが短かいのが気になりますが、PS3接続用のコンポジットケーブル(D端子)が付属してるのは嬉しい。
- AVT-C875本体
- クイックガイド
- ポータブルバッグ
- HDMIケーブル
- AV IN – コンポーネント AV変換ケーブル
- Playstation3専用ケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- ミニUSBケーブル
専用ソフトにのみ対応
MacでAVT-C875を使用する場合は、専用ソフトRECentralにしか対応していません。
動作はちょっと重いかなという印象はありますが、マイクの録音などゲーム実況するのに機能的には問題ないと思います。
パススルー出力は必須
やっぱり体感できるくらい遅延(0.5秒くらい?)はありますので、ゲーム実況するときはパススルー出力は必須です。
画質は許容範囲
コンポーネント接続で録画した映像はHDMIと比較すると多少コントラストが弱くてボヤけた感じがしますが、個人的には許容範囲だと思います。
解像度も1080Pか720pで十分かなぁ。とりあえずPS3なら。
USBハブ経由だと不安定になる?
最初はUSBハブ経由でAVT-C875を接続していたのですが、録画途中で「信号が受信できません」というようなエラーが表示されて動作が不安定になることがありました。
再現性があるかはわかりませんが、この手の問題は他のキャプチャボードでも発生することがあるみたいなので、なるべくPCに直接接続したほうが良いと思います。
総合的にコスパは高い
対応しているゲーム機も多くて価格も1万円台ということで、コスパは高いんじゃないかと思います。デザインもかっこいいし。
終わりに
今回感じたのは「Macでゲーム実況すると、ソフトウェアも含めて機材面での選択肢が減る」ということです。
2020年現在では、Mac対応の機材も増えてきた印象がありますが、まだWindowsに分があるかなぁという感じ。
また、MacbookのようなノートPCだとスペックがキツイかもしれません。
やっぱ本格的にゲーム実況するならWindowsのゲーミングPCのほうが良いかもと思う今日この頃です。
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。同じものを購入した者です。
使用しているPCはiMac2010midなんですが、このReCentralというソフトを起動するとCPU使用率が100〜150程超えてしまいます。
そちらの環境では問題なく使用できているのでしょうか?
コメントありがとうございます。
僕の場合、記事に記載されているMacbookとAVT-C875をコンポーネントケーブルで接続して、PS3のゲーム(解像度1280×720)をキャプチャしているのですが、大きな問題はなく動作しています。CPU負荷はそれなりにありますが、キャプチャできないということはないです。
ちなみに、MacOS版のReCentralでは、今まで原因不明で強制終了したことが1回ありましたが、そのあと再現性はないので無視しています。
MacOSでうまく動作しないとなると、BootCampなどでWindowsを立ち上げて試してみるという手もありますが、Windowsライセンスが必要になるなど大変かもしれません。一応、僕も試したことはあるのですが、そのケースでも問題なくキャプチャできました。
ご参考にしていただければと思います。